赤ワイン、普段はどれくらいの値段のものを買われますか?
2000円以下?
あるいは1000円以下でしょうか。
スーパーや量販店では1000円以下のものも多く置いてありますね。
私も普段は1000円以下のものが多いのですが、どちらかと言うともう少し高いものが飲みたいのが本音。
もう少しコクのあるものが飲みたいなという時は2000円以下のワインを選ぶと、選べる範囲がぐっと広がります。
味も品質も優れている、いわゆるコスパがいいねという商品が多くなります。
今回はフランス政府が認定したオーガニックワインの中でもお手頃な価格の「ヴィラノリア グランプレステージ カベルネ・ソーヴィニヨン オーガニックワイン(以下、ヴィアノリア)」を口コミレビューします。
香りも味わいも複雑さがあり、これで2000円以下?という味わいの赤ワインです。
ヴィラノリア カベルネに合わせるなら牛肉のたたきがオススメ
もし、この赤ワインを買って飲んでみようかな?と考えていたら。
合わせるおつまみは、スーパーなどでも簡単に手に入り、ご自分でも簡単に作れる牛肉のたたきがおすすめです。
ここで牛肉のたたきとローストビーフの違いを。
ローストビーフは大きなお肉の塊を調理するので、慣れないと結構大変です。
対して牛肉のたたきは、フライパンで牛肉の表面をさっと焼いて、かつおのたたきと同じく基本的には冷えた状態で頂くお料理。
簡単に作り方をご紹介:
牛肉を焼いて、タレに漬けこんで、そして牛肉をカットする。
*ここでタレは今回下のレシピを使用。
赤ワイン 300cc
りんごジュース 100cc
塩コショウ 適量
すりおろしにんにく 適量
すりおろし生姜 適量
玉ねぎ(お好みで)二分の一個
牛肉は牛もも肉のかたまり 600g で。
お皿の上に好みによって、スライスした玉ねぎを引いてその上にスライスした牛肉たたきをのせます。
漬け込んだ汁を煮詰めて、タレにしてその上にかけて出来上がり。
という風にローストビーフに比べて作る手間が少なく、結構簡単に作れるお料理です。
牛肉から染み出すお肉の旨味、 タレのまろやかな甘みと酸味フレッシュな爽やかのある香りが食欲をそそります。
牛肉のたたきをひとつまみ、お口の中にお肉の美味しさがたっぷり。
そして赤ワインを飲む。
赤ワインのきつすぎない渋みがお肉の旨味と相まって、なんとも言えない美味しさになります。
ああやっぱり今日は、このおつまみと赤ワインで正解だったよ、と満足すること請け合いです。
ヴィアノリア カベルネのオススメの飲み方は?
この赤ワインのおすすめの飲み方:
冷やさないで飲んでください。
普通の温度、大体17から18度ぐらいで出してみてください。
赤ワインは温度が低すぎと渋みが強くなって飲みづらくなります。
その反対に温度が高すぎるとフルーティさが感じられなくてアルコールも飛んでしまいます。
飲み口が軽いタイプの赤ワインは14℃から16℃が適温、しっかりとしたコクがある重いタイプの赤ワインは16℃から18℃が適温です。
早飲みタイプの若い赤ワインは10℃から14℃が適温とされています。
そしてできれば、ワイングラスにもこだわってみてください。
ワイングラス、赤ワインは写真のようなものがオススメです。
口がすぼまり、ボウルが大きいものが良いでしょう。
*ワイングラスの選び方のポイント
1すぼまった口
香りがグラスの中にこもりやすいから
2無色透明
ワインの色がよくわかるから
3脚(ステム)が付いている
手の温度がワインに伝わりにくいから
さて、実際に飲んでみると。
色合いは、ビロードのような深いルビー色。
引き込まれそうな深い色です。
香りは濃いめの煮詰めたブラックベリーのジャム、新鮮な赤いフルーツの香り、スパイシーさも感じます。
ひと口飲むと、これぞ赤ワインという感じの濃さを感じます。
ただ渋くて口の中がキュッ!とはならず、粒がそろったなめらかさを感じる渋み。
凝縮された果実味も口の中に広がり、とてもバランスが良い味わいです。
ヴィラノリア カベルネがオススメの理由
オススメの理由:
何と言っても、このヴィラノリアが、フランス政府認定のオーガニックワインだから。
オーガニックワイン、認定されるにはとても厳しい基準があります。
それをクリアしたワイン、大抵は安くても2000円以上からで販売しています。
ブドウを栽培するときに農薬をできるだけ使わない、全く使わない、出来上がったワインを瓶詰するときも酸化防止剤を使わない、などとにかくきびしい。
それに設立してまだ10年もたっていないワイナリーが作るワインが認定され販売されているんです。
どれだけワイン造りの腕前がすごいか、それだけでも分かるかと。
ヴィラノリア カベルネはフランスベジエ地方のドメーヌ・ピエール・シャヴァンで
ドメーヌ・ピエール・シャヴァンはフランスの南側にワイン生産地域、ラングドック・ルーション地方に位置するベジエという町の近郊にあります。
フランスで最大手のワイン生産会社の一つ、「グラン・シェ」で醸造家として働いていたファビアン・グロス氏。
フランスの色々な地域のぶどう畑を見て回っていたとき、このベジエあたりのブドウ畑に注目しました。
自分でワイナリーを持ちたい、という夢をもち、実現させる場所としてこの地を選びます。
それまでのキャリアを投げ捨て、自分の夢であるワイナリーを2010年に創設しました。
新たなワイナリー「ドメーヌ・ピエール・シャヴァン」の誕生です。
創設して4年目には世界20カ国以上と取引するまでに急成長しました。
ここでドメーヌ名の「ピエール」、フランスではもっとも典型的な男性の名前です。
また、「石」を意味する名詞でもあります。
この石、まさにベジエのブドウ畑の特徴です。
土地の表面にゴロゴロと石が覆っている、やせた土地。
が、この石があるので昼間は暑い太陽の光を照り返して、夜は石から熱がブドウ畑に移り、温度を保ってブドウの完熟を助けています。
「シャヴァン」はファッションの世界からとったとか。
すぐに飲めるワインから、高級なワインまで幅広いニーズに応えるワイン造り。
飲む人にどう楽しんでもらうか?までを意識した姿勢。
要注目のワイナリーです。
まとめ
ヴィラノリア グランプレステージ カベルネ・ソーヴィニヨン オーガニックワインの詳しいデータなど:
生産者:ドメーヌ・ピエール・シャヴァン
生産地:フランス/ラングドック=ルーション
タイプ:赤
品種:カベルネ・ソーヴィニヨン100%
内容量:750ml
はじめずポイント:
自分の夢、自分のワイナエリーを持つという夢を実現させたファビアン氏。
そのパワーに引き込まれて、このワインを選びました。
情熱は人を動かします。